院 長 挨 拶
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関東甲信地方では平年より2週間ほど遅い6月21日頃に梅雨入りしたと報じられています。
7月を迎え雨で鬱陶しかったり、晴天のときは高温になったりと気温差が大きい日もあります。
当院では既に若い方でも熱中症で搬送される方が出始めています。
熱中症、脱水症は、気分が悪くなると直ぐに状態が悪化してしまいます。もうちょっと頑張ろうと少し無理をしただけで、結果的に救急車を呼ぶことになった例は多々あります。早めに涼しいところで休む、水分をこまめに摂るなど、ご注意いただきたいと思います。
また、寒暖差や冷房・扇風機の使い方如何によって、また、風通しを良くしようとして窓を開けたまま眠ってしまったなど、些細な理由で夏風邪を引く方も少なくありません。体調管理には十分ご注意ください。
当院の感染対策の取り組みについてご報告申し上げます。
当院は一昨年度から「感染対策向上加算2」を算定する病院として院内感染対策に取り組んでおります。
感染対策として挙げられる複数の項目の中で、その骨子として抗菌薬の適正使用、手指のこまめなアルコール消毒があります。当院の職員はことあるごとに手指のアルコール消毒を行い、感染の防止・拡散防止に努めています。
また抗菌薬の適正使用についても外来、病棟職員に対し常に注意を促しております。食中毒や細菌、ウィルスによる胃腸炎が増加する時期でもあり、改めて感染防止の重要性を職員一同認識して業務に励みます。
外来においてはこの6月から、生活習慣病の療養計画書作成事業が始まりました。
高血圧や糖尿病、脂質異常症の治療を受けておられる患者さんに対して、治療目標や目標達成のポイントについて、個人別に指導させていただいております。
取り組みが始まったばかりで時間がかかることもありますが、長期にわたる治療を要する疾病であり、患者さん各々の理解力や達成度、検査結果に応じて、その方に見合った治療方針を立てていく必要があります。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
当院は引き続き、地域の皆様の医療と健康増進をお手伝いする医療機関としての自覚を持ちながら活動してまいります。
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令和6年7月1日
大宮双愛病院
院長 梅本 富士
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