院 長 挨 拶
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2024年も早、3月に入りました。
温かい日、冷え込む日、風の強い日など温暖差が大きい日が続き健康管理が難しいと存じますが、どうか落ち着いた日を過ごされることを願います。
一時ほどの過熱した報道はありませんが、1月以降はコロナ、インフルエンザA・Bがともに流行し、前者は第10波と呼ぶ向きもありました。
これまでの流行通り、忘年会や新年会、帰省旅行等年末年始の人の動き、新規株であること、また寒冷という季節的に流行し易い、といった因子が大量発生の原因と推測されます。当院も1、2月は発熱外来、入院対応に追われ、また病棟ではクラスターも経験しました。
一時の勢いは去りピークは過ぎましたが、依然他院や介護福祉施設、高齢者住宅などの他施設でもクラスターやそれに近い発生があると伺っています。症状は一般の感冒と大きな相違はなく、重症感も以前の株ほどはないのですが、感染力が強いことには変わりがありません。
人々の行動の拡大に伴い、コロナウィルスの繰り返す流行は覚悟せねばならないと感じています。
当院では引き続き、入院される方に対し入院時の陽性判定、早期発見、早期治療に取り組み、「持ち込まない」ことを努力しつつも、早期に対応して被害を最小限にすることも視野に入れた治療を行ってまいります。
3月で今年度は一区切りです。今年度は整形外科の常勤医師が退職し非常勤医師での対応となり、外来コマ数が減少しご不便をおかけしました。来年度は外来枠の拡大を図る予定です。また、医師は外来・病棟とも自治医大や東邦大学と連携し派遣を継続していただく予定です。新顔が入りますので、ホームページでも紹介いたしますが、どうぞよろしくお願いします。
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令和6年3月1日
大宮双愛病院
院長 梅本 富士
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